2014-08-08

コントロールするということ

最近ふと感じること.

それは, どうしようもないと思っていたことさえも,意外とコントロールできるんだということ.

私自身,振り返れば今まで数多くのことを自分以外のもののせいにしてきた.たとえば,周りの人,そこに置かれた状況,社会情勢,気候,病気・・・などなど,理由に挙げてきたものなど,数え上げればきりがない.

どれもこれも,仕方がない・・・といってしまえば,確かに仕方がないものばかり.ただ,誰よりも先に自分でその原因に気づいて,その理由が分っていたのなら,防げたり変えたり改善したりできることが沢山あったはず.

何かが起こるとわかっていながら,何もしなかった自分は,ただただ,自分自身をコントロールする努力と工夫をしなかったに過ぎないのだと.そう考えると,沢山のことを,自分の手で変えるようにコントロールすることができるのではないかと思った.

たとえば,病気や薬の副作用が原因で,体重をコントロールしにくかったとき,病気のせいだとか副作用で・・・と言い訳するのは簡単にである.ただ,それが分っていたのなら,運動するように心がけたり食べるものや時間に気をつけたりと,増えない工夫はできたはずである.
もう1つ例を挙げれば,就職活動.不景気のときならなおのこと,社会の経済状況を理由に,就職できないと説明するのは簡単かもしれない.でも,それでは,自分にとって全くメリットがないし,前にも進んでいけない.気分としては,どこかの落とし穴にすっぽりとはまって身動きができない感じ.確かに,この社会事情という外枠は,自分では変えられない.けれど,そこにいる自分自身は変えられるはず.今自分がどうすればいいのか,今の自分には何ができるのかを考えたら,物事が動き出すような気がする. 止まっていた振り子が,動き出すように・・・・.周りに流されていた自分を,自分のコントロール下におくことで,動きやすくなるし,悩みが減るのではないか.

社会で生活することで,多くの人が当たり前だと思っている概念にとらわれ,それが当たり前だと自分自身も思い込み,挑戦さえしなかったことも多々あった.これでは,やはり,その場所からいつまでたっても抜けられない.

自分をコントロールすること.
それは,今の自分が置かれている状況をしっかり把握したうえで,今自分にできることは何かを考えること.そして,実行していくこと.言い訳無用.

そういう意味で,自分以外の何かを言い訳にしてきた自分は,まだまだ自分に甘かった.
自分が置かれている状況が最悪であろうと,何か原因があったとしても,それでも.その状況下で自分がもっと工夫したり変えたり新しく試したりできることがあるのではないかと考えることができたはず.そして実行できたはず.必ず自分自身にも原因がある.そう思える謙虚な心は,自分を能動的に動かす原動力にもなるということにもつながるのかも.

もっと積極的に自分をコントロールしていこう.