今週の月曜日までさかのぼる・・・
レポート提出の関係で、埼玉に戻っていた。
朝からやり始め、夕方ようやく完成。頼まれていた友人のものと一緒に提出しに教授室に向かった。
久々に会ったのも関わらず、教授は、慢心の笑みで私を迎えてくれた。もちろん目的は、レポートを提出することのみだったが、先生から色々と話しかけてきてくれた。
最近の調子を聞かれ、まだ医学部に行きたいのか、これからどうするのか、今の研究はどうか、そして最近の出来事など話は多方面にわたった。
そのなかで出てきたのが、これからの進路の話。
先生は、私に留学を勧めるのである。
私も関心がないわけではなく、いつかは行くつもりだった。
でも、それを今の時期に進められるとは思ってもいなかった。
以前、留学したとき私は日本とか学校とか、色々なものに不満だった。だからこそ、外に出たいと思っていた、でも、今は違う。日本も好きだし、日本人である 自分も好きである。でも外に出たいと感じる。むしろ、そこが私に適した空間だと思うのである。生活空間としても、社会空間としても。
高校で留学したとき、私は明らかに英語力が無く、それを克服する目的で出発した。英語力は無かったが、でも、不安は一つも無かった。むしろ、開放感に満たされていたのかもしれない。
アメリカでの1年間の生活は、大変だったが、それ以上に楽しく充実していた。
これぞ私が“望んでいた空間”だと感じた。
日本にいるとき以上に、ストレスの少ない社会だったのである。
憧れではない。居場所そのものだった。
だからこそ、先生から留学の話が出たときは、驚きもしたし納得もした。
そして、先生はこうも言っていた。
“今ぐらい、色んな事ができる瞬間-とき-はない。やろうとすれば、何だってできる。世界のさまざまな場所を見るのもいい。いろんな人に接するのも重要だ・・・・
お金の問題もあるだろう。そしてさまざまな不安もあるだろう。でも、本気でやるならそんなものは何の問題でもない・・・
勉強にしてもそうだ。今は、いろんな分野の学習ができる時期でもある。だから今の時間を有意義に使いなさい・・・・”
と。何ができて何ができないか。それは自分次第である。
私の人生、進路で悩んでいる今日この頃。
先生の、暖かい眼差しといつでも応援してくれるその姿、そして沢山のアドバイス・・・
これがどれだけ私を勇気付けたことか・・・
私の心に大きな期待が生まれた瞬間であった
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